アセット検索の脆弱性検知
開発組織はコミュニケーション、コラボレーション、生産性を高めるために数多くのツールに依存しており、その中でドッカーやクーバーネティスなどのアプリケーションパッケージングツールを利用する企業が増えています。 ドッカーコンテナを利用すると、アプリケーション、環境設定、複数のライブラリなどを可視化して配布するため、エンジニアがひとつずつPCやサーバーに作業することなく一度にインストールでき、企業やエンジニアがかなり好むツールといえます。 2021年のStackoverflowのアンケート結果を見ると、どのくらいの企業がドッカーを利用しているかがわかります。 提供:Stackoverflow ただし、このような利便性の背後には、ドッカーコンテナをきちんと管理しないと、コード実行、ディレクトリトラバーサル、権限取得などのさまざまな脆弱性が発生し、深刻なダメージを受ける可能性があります。 2014年から現在まで知られているドッカーの脆弱性は合計34種類であり、さまざまな種類の脆弱性のうち7以上のスコアを持つ脆弱性は9つで、二重権限取得、コード実行などのリスクが高い脆弱性も存在しています。 提供:CVE Details 特に、CVE-2019-5736の脆弱性は、runCバグを利用し、ホストのroot権限を取得し、コンテナサーバーや他のコンテナにアクセスできる恐ろしい脆弱性であるなので、下のように影響を受けるバージョンを利用しているとすぐにパッチをしなければなりません。 Docker CE 18.06.2, 18.09.2 以前のバージョン、Docker EE 17.06.2-ee-19